当社は2003(平成15)年9月、富士山・朝霧高原に鉄骨を骨組みとし、発泡スチロール(EPS)を断熱屋根壁材とした国内初の鉄骨EPSドーム建築 「富士ドームハウス1号棟」を建設しました。
その後、居住性等のデータをとりながら、デザイン、機能、製造方法等の研究を進めて参りましたが、このほどオリジナルデザインのドーム建築を新たに開発しましたので、ここに発表させていただきます。
新デザインの「富士ドームハウス」は床面積は1号棟と同一ですが、天井高さを1m以上高くしましたので、内部にロフトを設置することが可能であります。また、床面からの垂直高さを高くしたことで、壁近くでの圧迫感が緩和され、標準タイプのユニットバスが設置可能であります。柱材のH形鋼はより強度の高い
H125×125を使用し、中間に溝形鋼の補助帯鋼を入れる等、より安全な構造にしま した。さらに、窓を大きくし、数も増やすことで、室内がより明るく保たれるよう配慮しました。オリジナル床暖房「サニーサイド」、ユニットバス、キッチン等が装備できることは、変わりありません。
なお、鉄骨造とすることで、建築確認申請が可能であり、また必要に応じて構造計算書の提出も可能です。別荘・離れ・宿泊設備等にご採用いただければ、幸甚であります。
富士ドームハウス事業部長 赤堀 明夫 |
イ)特許証 特許第4171677 「ドームハウスの構築方法およびセグメント溝加工装置」
ロ)商標登録証 登録第4779219号 「富士ドームハウス」、登録第4758341号「サニーサイド」 |
EPSセグメントは下セグメント10体、上セグメント10体で構成されています。
これらを、基礎コンクリートに取り付けたH形鋼の柱、溝形鋼、中央固定金物に取り付け、
ドア、窓等をセットすることで駆体の組立ては完了します。 |
断面図
平面図

ドームハウス構造計算結果
ドームハウスにかかる荷重には固定荷重、積雪荷重、風圧力、地震荷重がありますが、この荷重を 頂部中央固定リング、5本の柱および基礎部分で受けます。コンピューターで応力計算をした結果が、下図です。
フレーム応力解析の左図が風圧力によるH形鋼の応力分布、右図が地震荷重の解析結果です。
この発生応力が部材強度以下であることが必要なわけですが、計算の結果、いずれの箇所に
おいても、強度は合格しております。

富士ドームハウスの標準仕様
| No. |
項目 |
仕様 |
備考 |
| 1 |
規模 |
階数 |
地上1階 |
ロフト付き |
| 床面積 |
36u(11坪) |
ロフトを含めて43.5u(13坪) |
| 軒高 |
4.68m |
|
| 天井高さ |
4.26m |
FL〜天井 |
| 2 |
構造概要 |
主体構造 |
鉄骨造 |
H形鋼、溝形鋼 |
| 断熱材 |
屋根・壁 |
EPS(厚さ200mm,発泡倍率40倍) |
ビーズ法発泡スチレン |
| 基礎 |
XPS(厚さ100mm) |
押出し法発泡スチレン |
| 屋根・外壁 |
雨樋付き、モルタル塗り |
メタルラス+モルタル |
| 基礎 |
直接基礎(布基礎) |
|
| 3 |
駆体重量 |
約2.8トン |
鉄骨+EPS+ドア・窓+モルタル |
| 4 |
標準設備 |
ユニットバス |
バス、トイレ付き |
エコジョーズ20型給湯器 |
| ミニキッチン |
IHヒーター、ミニ冷蔵庫 |
|
| ロフト |
木造 |
富士檜 |
| 床 |
フローリングまたは
タイルカーペット |
|
| 5 |
オプション |
床暖房 |
温水循環式(サニーサイド) |
エコジョーズ24型給湯器
(UB給湯と併用) |
| 雨水タンク |
貯水量200リットル |
|
| 合併処理浄化槽 |
五人槽 |
|
| 6 |
用途 |
住宅 |
離れ、別荘、宿泊設備等 |
富士ドームハウスへの訪問者の評価
1)暖かい(冬場)
2)涼しい(夏場)
3)外観の割に、内部が広く感じる。
4)圧迫感がない。
5)遮音性が高い。
(外の音が聞こえにくい、中の音が漏れにくい)
6)音響が独特だ。
7)結露がない。
8)天窓からの自然光で室内が明るい。
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